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「世界一のラーメン」と絶賛も、近隣住民とトラブルで《1500万円消失》… 46歳女性の"クレイジーな経営者人生" 

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ヨカロカ
ヨカロカ・市場店の厨房。日本のラーメン屋台を思わせる造り(写真:筆者撮影)
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マドリードでは、工事ライセンスの規定が3カ月ごとに変わる。ヨカロカの工事も例外ではなく、途中で煙突を1メートル延長するよう指示が入った。

同じ時期、同地区では無許可工事業者が大量摘発され、連日ニュースになっていた。洋花さんはすべての許可をきちんと取って進めていた。だが近隣住民は疑心暗鬼になり、工事に反対。屋上への扉の鍵を勝手に付け替えてしまう。

「なんとか工事を進めるために、クレーン車をレンタルして、弁護士にもお願いしたんです。最後まで1メートルの煙突を設置することができませんでした」

一連の損害額は、1500万円を超えた。普通なら心が折れてしまいそうな状況だが、洋花さんは違う。

「困難にぶつかったときほど、スーパーサイヤ人みたいに燃えてきます」

違約金3000万円のリスクを背負って2店舗目をオープン

ヨカロカ・マトゥテ店は市場店に比べ、雰囲気も価格帯も一段上の設定となっている (写真:筆者撮影)

洋花さんは、すぐに次の手を打った。

1店舗目のすぐ近くに、別の物件を見つけて、再出発を決めた。アラブの水たばこバー跡地で、1890年築の建物だった。1年半の期間を経て、24年8月、2店舗目「マトゥテ店」はオープンする。

すんなり開店できたわけではない。解体工事を始めた直後、「この物件では、今後レストランを営業できなくなる」と市役所から通知が届いた。続ければ営業できない、諦めれば3000万円の違約金。前にも後ろにも進めない状態で、10カ月かけて何とか営業許可を取り付けたのだ。

この頃には、洋花さんはちょっとやそっとのことでは動じなくなっていた。

店内の装飾は、日本の大正期のアンティークで統一した。

「この建物は1890年のもので、ちょうど西洋文化が日本に入ってきた時期と重なるんですよね。だったら、その頃に日本へ入ってきた食べ物をここで出したら、面白いんじゃないかと思って」

カステラ、プリン、トンカツ、クリームソーダ――ヨーロッパから日本に渡った料理を、ヨーロッパの古い建物の中で、日本人が出す。逆輸入のような仕掛けが、店の柱になっている。

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【マトゥテ店】

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