先端を走る日本企業が「中国投資」を続ける理由/過度な依存を避けつつ、"ハイテク中国"を使い倒し世界市場で勝つ

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『ハイテク中国』特集バナー
中国ハイテク化のスピードが速い。AI、人型ロボット、自動車はもちろん、日本企業が強かった半導体製造装置、産業用ロボット、医療機器などの分野でも中国企業が猛追している。日本勢は反転攻勢をかけられるのか。『週刊東洋経済』4月18日・25日号の特集は「ハイテク中国」だ。

中国エストンがファナック超え

「一気に、われわれを超えていった」。産業用ロボットを手がける日本の大手メーカーの幹部は、中国メーカーの台頭に驚嘆した。製造業の要で、日系企業の牙城だった産業用ロボットやFA(ファクトリーオートメーション)業界の勢力図が、にわかに変わり始めた。

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中国市場において産業用ロボットの販売台数が長年トップだったファナックは2025年に中国企業のエストン(南京市)に逆転された。19年時点で、上位10社に7社が入っていた日系企業は、25年は4社に減退し、中国企業が割って入った。

FA業界では、ある企業の急成長に日系各社がたじろいでいる。産業用ロボットで4位にランクインするイノバンス(深圳市)だ。

FAの核となる汎用サーボの市場(24年)で、イノバンスは28.3%のシェアを取り首位。2位の独シーメンス(同9.7%)に大きな差をつけた。

汎用インバーターの市場でも、イノバンスは13.7%のシェアでトップに立ち、10%のスイスのABBを振り切っている。昇龍のように駆け上がるイノバンスについては、別記事で詳しく紹介する。

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