先端を走る日本企業が「中国投資」を続ける理由/過度な依存を避けつつ、"ハイテク中国"を使い倒し世界市場で勝つ

✎ 1〜 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 25 ✎ 26
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

エストンやイノバンスだけではない。中国の製造業に詳しい調査会社MIRによると、19年、産業用ロボット市場の約65%を外資メーカーが占めていたが、23年に現地メーカーが逆転。28年には現地メーカーが約7割を占めると予測される。

自動車市場も大きく変動

勢力図の変化は、自動車市場でも起きている。世界最大市場である中国では、比亜迪(BYD)や吉利汽車(ジーリー)といった現地の自動車メーカーが一気に先頭集団に駆け上がった。25年、販売台数トップ10に入った外資メーカーは独フォルクスワーゲン(VW)グループとトヨタのみで、直近の今年1〜2月には、それぞれ順位を後退させている。

10年ほど前までは、壊れにくく、燃費がよく、リセールバリュー(売却価格)が高い日本車は人気が高かった。日系大手3社(トヨタ、日産、ホンダ)の販売台数は中国市場トップ10の常連だったが、ガソリン車からEV(電気自動車)に変わり、車の知能化競争が始まると、苦戦を強いられるようになる。

次ページ医療機器でも中国メーカーが台頭
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事