【バイク旅を楽しむ、国産最新ツアラー2選】ヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT」とカワサキ「ニンジャ1100SX/SE」どちらを選ぶ?

バイクの多様なジャンルのなかで、近年、欧州や日本を中心に高い人気を誇るのがスポーツツアラー。スポーツバイクとツアラーの性格をあわせ持つことで、長距離ツーリングでの軽快かつ余裕ある走りや、快適性を追求したモデル群だ。とくに900ccや1000ccなどの大排気量クラスは、高い動力性能はもちろん、電子制御など独自の最新機能を投入した個性派モデルが百花繚乱。まさに、バイク旅を愛する世界中のライダーから注目を集める激戦区だといえる。
ヤマハとカワサキのライバル2台
そんな同ジャンルの2025年最新モデルとして発売されたのが、ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)の「トレーサー9GT+ Y-AMT」と、カワサキの「ニンジャ1100SX/SE」だ。
トレーサー9GT+ Y-AMTは、電子制御シフト機構「Y-AMT(ワイ・エーエムティ)」を採用し、ACCなど先進運転支援システムと連動させたことなどが注目点。また、ニンジャ1100SXでは、排気量アップでさらに走りをグレードアップさせたことや、装備をより充実させた上級グレード「SE」も選べるようになったことがトピックだ。
いずれも、両メーカーが誇る世界戦略車で、まさにライバル車といえる存在だが、果たして両モデルの商品力などには、どんな違いがあるのだろうか。ここでは、2輪車の展示会「第52回 東京モーターサイクルショー」(2025年3月28~30日・東京ビッグサイト)で実際に各モデルをチェックした印象も交えつつ、それぞれの魅力を探ってみたい。
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