【バイク旅を楽しむ、国産最新ツアラー2選】ヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT」とカワサキ「ニンジャ1100SX/SE」どちらを選ぶ?

ちなみに、同じカワサキのニンジャ・シリーズには、ACCなど先進技術を盛り込んだ「ニンジャH2 SX SE」というモデルもある。こちらは、998cc・水冷4気筒と過給システムをマッチさせたスーパーチャージドエンジンを搭載し、最高出力200PSもの大パワーを発揮するカワサキのフラッグシップだ。
このモデルには車体前後にレーダーを搭載。ACCはもちろん、トレーサー9GT+ Y-AMTと同様に、後方から接近してくる車両の存在をミラーの点灯で知らせるBSDなど、最先端の運転支援システムを数多く採用する。ただし、ニンジャH2 SX SEは、価格(税込み)312万4000円とかなり高価。同様の価格帯という意味では、やはりトレーサー9GT+ Y-AMTとニンジャ1100SX/SEのほうがライバル関係になるといえるだろう。
便利装備の比較

両モデルでは、ツーリング時はもちろん、普段使いでも便利な装備が多いことも特徴だ。まず、長距離走行時に走行風からライダーを保護するウインドスクリーン。トレーサー9GT+ Y-AMTでは、可動域100mmの無段階調整が可能な大型電動スクリーンを搭載。ライダーの体格や好みなどに応じた高さ調整を可能とする。一方、ニンジャ1100SX/SEのウインドスクリーンも可動式だが、こちらは手動。ただし、工具は不要で、4段階の角度調整を可能としている。
メーターには、両モデルともに見やすいフルカラーTFTディスプレイを採用するが、ニンジャ1100SX/SEは4.3インチなのに対し、トレーサー9GT+ Y-AMTはより大型の7インチタイプだ。また、スマートフォンとの連携機能を持つことも両モデル同様だ。トレーサー9GT+ Y-AMTでは、スマートフォンに専用アプリ「Y-Connect」をインストールすると、走行モードなどを好みや状況に応じて選択できる「YRCモード」のセッティングを操作可能。また、メーター内のディスプレイに、電話着信やメール受信、オーディオ、ボリューム操作、周辺天気予報などのスマートフォン情報も表示できる。
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