【バイク旅を楽しむ、国産最新ツアラー2選】ヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT」とカワサキ「ニンジャ1100SX/SE」どちらを選ぶ?

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トレーサー9GT+ Y-AMTのシフトレバー
トレーサー9GT+ Y-AMTのシフトレバー(筆者撮影)

また、Y-AMTとACCの連携機能も採用。ATモードでACCを作動させているときに、定速走行中のギア選択のほか、車速の増減によってもY-AMTが自動的に最適なギアを選択し変速を実施することを可能とする。これにより、一般的な4輪のオートマチック車と同様、ACCの追従走行中にシフトアップとダウン、もしくはその維持をシステムに託すことができる2輪車では世界初の制御を採用している。

さらに、従来モデルでは車体前方のみに搭載していた「ミリ波レーダー」を、新型では車体後方にも追加。後方から接近してくる車両を検知しミラー内に表示する機能「BSD(ブラインド・スポット・ディテクション)」も新採用する。

なお、トレーサー9GT+ Y-AMTの価格(税込み)は198万円。通常のスタンダード車トレーサー9GTの価格(税込み)が159万5000円なので、上級バージョンは38万5000円のアップとなる。

ニンジャ1100SXのプロフィール

第52回 東京モーターサイクルショーに展示されていたカワサキ「ニンジャ1100SX SE」
第52回 東京モーターサイクルショーに展示されていたカワサキ「ニンジャ1100SX SE」(筆者撮影)

一方、カワサキのニンジャ1100SXと、上級グレードのニンジャ1100SX SE。これらは、先代「ニンジャ1000SX」の排気量などをアップし、車名も一新した最新モデルだ。

先代のニンジャ1000SX
先代のニンジャ1000SX(写真:カワサキモータースジャパン)

先代のニンジャ1000SXは、カワサキのニンジャ・シリーズに属する「ニンジャ1000」をベースに、スポーツツアラーとしての性能を進化させた後継機種として2020年に登場。スーパースポーツさながらのシャープなフルカウルスタイルと、長距離ツーリングでの快適性や利便性などを両立したことが大きな特徴だ。

外観は、スーパースポーツスタイルのフルフェアリングデザインや、片側1本出しマフラーなどにより、スポーティかつダイナミックなフォルムを演出。ヘッドライト下には、高速走行時の空気の流れを整えるスポイラーも備えることで、シャープなフェイスデザインに貢献するとともに、高い走行安定性も実現する。

パワートレインには、1043cc・水冷並列4気筒エンジンを搭載。低中回転域での豊かなトルク特性と、高回転域での圧倒的なパワーを両立する特性を実現することで、ロングツーリングでの余裕の走りはもちろん、ワインディングなどでも軽快な走りを楽しめる。

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