(写真右)髙橋歩唯(たかはし・あい)/NHK報道局取材センター 国際部。1989年生まれ。2014年にNHK入局。松山放送局、報道局社会部記者を経て現職。家族の形をテーマに取材(撮影:今 祥雄)
──本書はイスラエルの社会学者オルナ・ドーナト氏による『母親になって後悔してる』からヒントを得ています。
依田真由美 最初にこの本を見たときは、タイトルの「後悔」という文字が怖かった。自分の母のことを重ねてしまったからだ。私は母が同様の後悔をしているのではと思ってきて、自分の存在を否定されたようにも感じていた。
実際には、著者のインタビューに答えた母親たちは子どもを否定したいのではなく、社会から押し付けられた母親の役割に後悔している、という内容だった。同書はイスラエルの話だが、日本にも同じ思いを抱えた母親たちがいるのではないかと取材を始めた。
──母親自身が「後悔」を抱くことをタブー視している場合、本音を引き出すのは難しそうです。
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