「10分の細切れ集中」で自分を差別化する方法 10分で集中が切れても仕事に支障はない
とにかく今の我々をとりまく世界は「情報」が多すぎるのです。しかも、その情報が簡単に手に入る。人間は知的好奇心を持つ生き物ですから、知ることができるのなら知りたいと思うのは当然です。ネットで調べ物をしていて、ついつい関係のない情報まで調べているうちに数時間経っていた、ということもざらです。
それだけでなく、知りたくない情報すらネットニュースやSNSによってどんどん入ってきます。そしてこの「情報過多」は、別の問題も引き起こします。それは「疲れ」です。
情報の疲れが生み出す悪循環
問題は、その疲れを多くの人が自覚していないということです。身体の疲れと違い、情報過多による疲労は目に見えにくいものがあります。眼精疲労も慢性化してしまうと、それに気づきにくくなります。
疲れている状態で何かに集中しようとするけれど、できない。それでも頑張って「集中しよう、集中しよう」と考えて、さらに疲れが増していく――。このような負のスパイラルに入ってしまっている人を多く見かけます。
あなたの集中力の欠如が疲れによるものなのかどうかを知る、一つのバロメーターがあります。あなたは仕事中にふと、「あの問題、どうしよう?」などと急に不安が襲ってきたり、睡眠をとろうとベッドに入った後に急に仕事の不安が襲ってきたり、ということはありませんか。
そして、「もうだめだ」という絶望的な気分になったりしないでしょうか。もし、そんなことが頻繁にあるのなら、あなたは思った以上に疲れていると考えるべきだと思います。つまり、「疲れを自覚して、休む」ことこそが、正常な判断力を取り戻すためには不可欠だということです。
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