本当は不快でつらいのに、その感情にフタをして「平気」と自分をごまかし続けているわけですから、参ってしまって当然です。
だから、そうなる前にさっさと片づけてしまいましょう。
「自分にとって必要なモノは何か」、それを確かめる方法があります。
燃える家から何を持ち出すか、自問すればいいのです。
私はそれを「修羅場テスト」と呼んでいます。
そのやり方は簡単です。
あなたの家が火事になったと想像してください。
手に持てる程度の大切なモノと一緒に、いますぐ逃げないといけないとしたら、とっさに何を選ぶでしょうか?
昔の人なら「通帳とハンコ」というところでしょうか。私の昭和世代の父や母ならそう言いそうな気がします。思い出の写真が詰まったアルバムが思い浮かぶ人もいるかもしれませんね。
私の場合、思い出の写真もグーグルフォトに入っているので、スマホ以外は何も持たないと思います。生活に必要なものなら、再び100円均一のお店などで買えばいいのです。
このように「いざとなったら、必要なものなんてそれくらい」と考えておくと、気楽にモノを捨てられますよね。
「選択」だってストレスになりかねない
では、ここから「ペットボトルテクニック」をお伝えしていきます。
散らかった部屋を片づける具体的な方法です。
「修羅場テスト」でどうしても持ち出そうと思ったもの以外を、ステップを踏んで確実に処分できる方法です。
人は「何から片づけるか」というルールが決まっているだけで、ストレスがぐんと下がり、掃除に取りかかりやすくなるものです。
くだらないと思うかもしれませんが、この「ルールを決める方法」の効果は絶大です。
どんな部屋にも使用済みのペットボトルは転がっているはず。
他のモノ・荷物・ゴミは放っておいてよいので、まずは手近なビニール袋に徹底的にペットボトルだけを集めましょう。