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政治・経済・投資 #解剖MMT<現代貨幣理論>

【解剖MMT⑥】インフレ心配無用に反する実体験 いま振り返るべき戦後インフレの経緯と教訓

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  • 伊藤 修 埼玉大学名誉教授
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中野氏の言及の要点は次のようである。

石橋湛山、下村治によれば、このインフレの原因は戦争で供給力が縮小したこと(コストプッシュ)であり、国債→貨幣の過剰による需要過大(ディマンドプル)ではなかった。したがって過大な国債がインフレを招く例にはあたらない。むしろ逆に財政を拡大して、供給力を増強すべきだったのである。

この認識は正しいだろうか。

当時は、激しいインフレと生産の低下が併存していた。当然、まずインフレ抑止が先決とする「一挙安定論」と、一定程度まで生産を増やさなくてはならないとする「中間安定論」を代表とする論争も行われた。

何が何でもまずインフレを止める方針は、大量餓死をも招くであろう。生産復興が先決とする方針は、インフレに油を注ぐ。

実際には、インフレ抑制と生産復興を両にらみしつつ、困難な狭い道を通るほかなかった。

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