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「10代から変わらない」師匠語る藤井聡太の本性 いかにして平常心を保ちながら対戦するのか

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藤井聡太八冠が対戦で「意識しない」こととは(写真:東京スポーツ/アフロ)
王座戦を大逆転で制し、前人未到の八冠を達成した藤井聡太。順風満帆に八冠に辿り着いたように思えるが、けっしてそうではない。苦手棋士に完膚なきまでに負けて連敗、前半の長考で対局時間を使いきり、後半での大逆転負けの日々……。
「藤井の最大の特長は同じ過ちを繰り返さないこと」と師匠の杉本昌隆八段は述べる。「将棋は人生の縮図である」……窮地に立たされた時、勝利を手中に収めた時、土壇場で力を最大限に発揮する方法を明らかにする(本稿は、杉本氏著『藤井聡太は、こう考える』からの抜粋です)。

ライバルを意識することはない

藤井はライバルを見ることをしません。自分の走りだけを見ている。実際に今は同世代のライバルがいないということもありますが、おそらく若い頃からライバルを意識することはありませんでした。

ライバルの存在に関する質問に答えていたのを見たこともありません。もしくは、質問はされたけれど、答えていないから記事にもされていないのでしょう。そういう質問をされること自体、少し困るのかもしれません。

ライバルも目標にしている人もいない、そういった存在は……あるとしたら、自分自身 なのでしょう。

ただし、いわゆる「孤高の人」というわけでもありません。みんなで集まって研究することも好きですし、その折の様子はとても楽しそうです。

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