今年も、マスターズが終わり、ようやくゴルフシーズンが開幕したという感じがする。それはオーガスタの美しい風景と白熱した戦いがそのまま印象深く残るからだと思う。
開催コースのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、もちろん厳格なプライベートコースである。球聖と呼ばれ、28歳の若さで、しかもアマチュア選手として年間グランドスラム(全米と全英のオープン、アマ)に優勝して引退。そしてこのコースを作ったボビー・ジョーンズ。
アトランタに住む彼がオーガスタを訪れたのは、引退後まもなくだった。彼の功績を惜しんだ大富豪のクリフォード・ロバーツが、ジョーンズの夢をかなえるべく仲間の銀行家に呼びかけて資金集めをしたのである。そしてすぐに、植物園が見つかった。そこで名設計家アリスター・マッケンジーと一緒に、ジョーンズのゴルフ理念を溶け込ませたコースを作ったのである。
それがオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの誕生だった。けれどもそのほかの情報は、ほとんど開示されていない。少ない情報の中からうかがえるのは、まずメンバー総数は300人余り。三百二十数名という説もある。日本でいう会員権というか入会金は意外に安く、2万5000ドルから4万ドルといわれる。こういった情報を含めて、メンバーリストの一部を最初にすっぱ抜いたのは、2002年のUSAトゥデイ紙だった。さらに12年ごろから立て続けにブルームバーグ・ニュースがすっぱ抜いていた。
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