マスターズ・トーナメントは、4日間の試合だけれど、マスターズ・ウイークと呼ぶように、7日間にわたってギャラリーが集まるし、メディアも連日報道するし、選手にしても、練習ラウンドであっても、どこかテンションが高くピリピリしている。だから4日間戦い終えて「日本の4試合分の疲労感がある」と、かつて青木功が語っていたのもうなずける。
公式練習日である月曜日、火曜日、そしてパー3コンテストのある水曜日。この3日間で集まるギャラリー総数は、楽に10万人は超えるという。数々のグッズもこの3日間だけで、相当な売り上げになっている。
たしか、2003年のマスターズだったと思う。
この練習日の1日が悪天候で中止となった。当然、ギャラリーもゲートの前で足止めとなり、選手も練習ができない。結局コースには誰も入ることはできなかった。さて、この日1日の損失額はいったいどのくらいなのだろう。と、誰もが疑問に思う。それをしっかりと調査したのが、地元新聞のオーガスタ・クロニクル紙だった。その額、なんと500万㌦(約6億円/当時のレート)と記事には書いてあった。
チケットの払い戻し、サンドイッチなどの飲食の売店の売り上げと処理、そして何よりも、ショップのスーベニアの売り上げなどなど。単純計算で、7日間で42億円ということになる。ほかにも、スーベニアのライセンス契約料、テレビ放映権など合わせるととてつもない金額になる。
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