もうすぐゴルフの祭典マスターズが開幕します。マスターズが終わると、日本ツアーも本格的に開幕し、ゴルファーにとっては胸ときめく季節が到来します。この思いはいくつになっても変わりません。
マスターズには1974年から14回出場、本戦前日のパー3コンテストでこそ2度優勝したものの、本戦では85年の16位が最高で、自慢できる成績を残せなかったことが残念です。マスターズに出場していたあの頃の腕前と、経験を重ねた今の精神状態で、今オーガスタに出場したらどのくらいの成績を出せるだろうかな? と、欲張りな性格なので時々思い返すんです。
ご存じのように、マスターズは34年に始まりましたが、最初の数年の大会名は「オーガスタ・ナショナル・インビテーション」だったらしいです。ボビー・ジョーンズが大会ホストなだけに、世界中のトッププレーヤーがこぞって参加したということで、マスコミを含めた周りの人たちが、この大会は間違いなく「世界の名人たちの集いだ」と言いだし、ボビー・ジョーンズはその名称に照れがあったらしいのですが、やがて「ザ・マスターズ」となり、以来、それが大会名になっているとのこと。そのストーリーは何の実績もないプロゴルファーの時代から耳にして、長年心ひそかにいつか出てみたいと思っていたのです。
そして73年に日本プロゴルフ選手権などで6勝、その活躍が認められ74年のマスターズに招かれたのです。その地に足を踏み入れると心躍る、夢の舞台オーガスタ。練習ラウンドで、このホールはこう攻めてとゲームプランを立てるんですが、試合当日になると数万人のパトロンの歓声とオーガスタに棲む魔女たちが、毎回、自分のプレーをさせてくれず何度も天を仰ぎました。
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