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太った人は「感染症が重症化しやすい」のはなぜか 免疫学者が明かす、肥満が免疫システムを狂わせる"危うい仕組み"と対策

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肥満
体重が免疫力に影響するメカニズムとは?(写真:beauty-box/PIXTA)

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肥満は、若年層でも新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを高めます。インフルエンザ、肝炎などのワクチンに対する反応も弱い傾向にあることもわかっています。なぜ肥満は、感染症に対する防御力を弱めるのでしょうか。
第一線で活躍する免疫学者ダニエル・M・デイヴィスによる著書『SELF DEFENCE 体を守る免疫の真実』から、肥満と感染症リスクの関係について解説します(翻訳:久保尚子)。

太りすぎは感染症に弱い?

新型コロナウイルス感染症が流行したとき、肥満は重症化のリスク因子として早々に特定され、2022年には、32か国の350万人以上を対象とした解析によって確証された*1。

過体重は入院リスクを高め(死亡リスクは高めなかった)、肥満は入院リスクも死亡リスクも高めた。さらに重度の肥満では、集中治療室への入院後に侵襲的人工呼吸器が必要になる可能性が7倍に高まるという相関関係が認められた*2。

考えられる理由はたくさんある。その1つが、肥満は2型糖尿病や高血圧症などの疾患と相関しているからという説明だが、解析によれば体重はそのような相関とは独立した増悪因子であることが示されている。

年齢も関与しているようで、若いほど新型コロナウイルス感染症が重症化する可能性は低いが、肥満は若年層でもリスクを高める。

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