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太った人は「感染症が重症化しやすい」のはなぜか 免疫学者が明かす、肥満が免疫システムを狂わせる"危うい仕組み"と対策

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肥満
体重が免疫力に影響するメカニズムとは?(写真:beauty-box/PIXTA)
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とはいえ、次にお伝えする事実は肥満改善の動機づけになりそうだ。

脂肪が過剰な人は、ワクチンに対する反応が弱い傾向にある。肥満の場合、新型コロナワクチンによって産生される防御性抗体の平均濃度が比較的低いことが、複数の臨床試験によって確認されている*11。

これは新しいワクチンに限った話ではなく、インフルエンザ、肝炎、狂犬病のワクチンに対する反応も弱い傾向にある*12。また、新型コロナワクチンによる防御効果の低下が通常より速まる可能性があることも、複数のエビデンスによって示されている*13。

そのため肥満の人に対しては、ブースター接種の回数を増やすのが見込まれるが、これはまだ証明されていない。

痩せすぎも免疫の健康に影響

感染リスクと体重の関係をグラフにするとU字型になる。U字の底を見ると、いわゆる「標準」体重で感染リスクがもっとも低くなることがわかる*14。そこより痩せすぎても太りすぎても、リスクは高まる。低体重もまた影響を及ぼすのだ。

その理由の1つはごく単純に、十分な食物を得られていないせいでミネラル、ビタミン類、アミノ酸、コレステロール、脂肪酸など多様な栄養素が欠乏するからだ。

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