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キャリア・教育

出世にも収入にも限界が…「幸せになりにくい社会」で「どうしたら幸せになれるか」と問う人の思いがけない想定ミス

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考え方を変えて幸せになれるなら話は早いが
考え方を変えて幸せになれるなら話は早いが(写真:saki/PIXTA)

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「幸せ」に関する本を目にするたび、ちょっとだけ心がモヤモヤする。多くの場合(すべてではない)、それらに書かれていることを平べったく感じてしまうからだ。そういう本を読んで幸せになれるなら、そんなに楽なことはないし。

「幸せの本」を読んでも幸せになれない

などと考えるのは、きっと私の性格が屈折しているからなのだろうと思ってもいた。けれども、『幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ: 進化心理学が教えてくれる“きれいごと抜き”の人生戦略』(ソ・ウングク 著、橘 玲 解説、オ・ヨンア 訳、東洋経済新報社)には、似たようなことが書かれていた。

世の中のたくさんの本が、幸せになるためには「意味を探せ」「足るを知れ」「ポジティブに考えろ」とアドバイスしている。
つまり、考えを変えろというわけだ。(中略)
そもそも幸せは「思考」ではないのに、考え方を変えろ、考え方を変えろとアドバイスされる。この手の「幸福ガイドブック」を読んで幸せになるなんて、ほとんどムリな話である。(21〜22ページより)
『幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ:進化心理学が教えてくれる“きれいごと抜き”の人生戦略』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

最初の3行を読んで、思わず笑ってしまったのだが、強く共感できる。なお本書は、そうした「幸せ本」とは大きく3つの点において異なるのだという。

1つ目。“幸せ本”の多くが「どうしたら幸せになれるか=how」に注目しているのに対し、本書のキークエスチョンは「why」なのだという。この本質的な部分を理解すれば、幸せが実はとても単純な現象なのかもしれないことがわかるというのだ。

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