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「幸せ」に関する本を目にするたび、ちょっとだけ心がモヤモヤする。多くの場合(すべてではない)、それらに書かれていることを平べったく感じてしまうからだ。そういう本を読んで幸せになれるなら、そんなに楽なことはないし。
「幸せの本」を読んでも幸せになれない
などと考えるのは、きっと私の性格が屈折しているからなのだろうと思ってもいた。けれども、『幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ: 進化心理学が教えてくれる“きれいごと抜き”の人生戦略』(ソ・ウングク 著、橘 玲 解説、オ・ヨンア 訳、東洋経済新報社)には、似たようなことが書かれていた。
最初の3行を読んで、思わず笑ってしまったのだが、強く共感できる。なお本書は、そうした「幸せ本」とは大きく3つの点において異なるのだという。
1つ目。“幸せ本”の多くが「どうしたら幸せになれるか=how」に注目しているのに対し、本書のキークエスチョンは「why」なのだという。この本質的な部分を理解すれば、幸せが実はとても単純な現象なのかもしれないことがわかるというのだ。



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