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キャリア・教育

出世にも収入にも限界が…「幸せになりにくい社会」で「どうしたら幸せになれるか」と問う人の思いがけない想定ミス

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考え方を変えて幸せになれるなら話は早いが
考え方を変えて幸せになれるなら話は早いが(写真:saki/PIXTA)
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わかりやすくするためにまず、幸せな「瞬間」と幸せな「人」を区分してみましょう。
幸せな瞬間は朝と夕方に変わる場合もあります。朝は幸せレベルが7でも、友だちとおしゃべりをすると午後には9になることもあるでしょう。
この違いは時間の感覚を置いて「同一の」人に起こる変化です。専門用語でこれを「個人内変化」といって、遺伝と関連はありません。おしゃべりが変化の原因なのです。(262ページより)

幸福度が高い人、低い人

幸福感が変わること(個人内変化)と、幸福の遺伝的影響(個人差)は別の話だということ。

幸せは時間によって変化しうるが、人それぞれ変わる範囲は遺伝的影響を受けるだろう。ある人の幸福変化の幅が6〜8の間(平均7)だったとしても、ほかの人は7〜9(平均8)の場合だってあるわけだ。にもかかわらず、「幸福の指針」の多くは、このポイントを見過ごしているのだという。

冒頭で触れた“幸せ本”にあるような、「たくさん感謝して、ポジティブに考えよう!」というスタンスによって、幸せな瞬間をつくることも可能ではあるのかもしれない。とはいえ、それだけで「幸福感がいつも高い人」のことを説明することは困難である。

やせた人がずっとスリムなのは、ほかの人と同じように食べても太らない、というのが理由だったりするからです。
幸福感がかなり高い私の妹を見ていますと、100メートル幸福競走を他人よりも10メートル先にスタートしているようなイメージです。快活で楽天的な遺伝子のおかげなのだろうと思います。
よく笑う人が家族にいるというのはよいことですが、私は別に妹をそれほどうらやましいとは思いません。幸せは人が持つ無限の特徴のうちの1つにすぎないのですから。(264ページより)

Q:幸せは、人間にとって永遠に最後の望みなのでしょうか?

時代によって使われた単語は違うものの、人間にとって幸せというものはつねに“夢見る対象”だったのではないだろうか。だから、人は幸せを追いかけようとするのだ。ただし著者によれば、幸せへの関心の度合いは変化してきたようだ。わずか40年前には、幸せというテーマに興味を持った学者はおよそいなかったというのである。

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