みなさんは「合格体験記」を読んだことがありますか?
受験を経験した人なら、一度は手に取ったことがあるかもしれません。合格した人が「どんな勉強をしてきたのか」「どんな参考書を使ったのか」「どんなふうにスランプを乗り越えたのか」を語る、あの本のことです。
今回は、この合格体験記が東大合格者にとってどんな意味を持っているのかについて考えてみたいと思います。
41年続く合格体験記『東大理Ⅲ』
『東大理Ⅲ 合格の秘訣』(笠間書院)という本があります。東京大学理科三類に合格した人たちにインタビューをして、どんな幼少期を過ごし、どんな勉強をして東大合格に至ったのかをまとめた本です。
正直に言ってしまえば、内容は「合格体験記」です。それ以上でもそれ以下でもありません。ところが、この本は今年でVol.41になります。なんと41年前から続いているシリーズなんです。
僕たちカルペディエムは、昨年のVol.40からこの本の制作と版元を担当させていただいています。受験生はもちろん、保護者の方や教育関係者の方など、いろいろな人が買ってくださっていて、本当にありがたく思っています。
しかし、ありがたい一方で、こんなことを聞かれることもあります。
「どうしてこの本は、40年以上も続いているんですか?」
もっともな疑問だと、僕自身も思います。合格体験記はインターネットでも読めますし、ほかにもたくさんの本が出ています。わざわざ一冊の本として、40年以上も出し続ける意味はどこにあるのでしょうか。
その答えを考えるうえでヒントになるのが、東大合格者たちの勉強法です。



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