INDEX
「出前一丁って、日本のブランドだったよね……?」
香港のスーパーで見たその光景に、私は目を疑った。
ズラリと棚一面を埋め尽くす20種類近い即席麺は、すべて「出前一丁」だ。
日本では見たことのないフレーバーがズラリ
フレーバーを見ると、日本でおなじみの定番フレーバー(香港では「麻油(ごまラー油)味」と呼ぶ)以外に、ホタテ塩味、五香 (ウーシャン) 牛肉味、トマト玉子牛肉味、柚子こしょうとんこつ味、そしてタイ風グリーンカレー味まで……。日本では見たことのないフレーバーばかりが並ぶ。
出前一丁が圧倒的な存在感を放つのは、スーパーだけではない。香港の飲食店のメニューでも定番アイテムとして並んでいる。
もはや国民食と呼ぶべき浸透ぶりに「これは私が知っているあの出前一丁と本当に同じものだろうか?」と戸惑ってしまうほどだ。しかし、この出前一丁は正真正銘、日本企業・日清食品の商品である。
なぜ日本発のロングセラーブランドが、香港でここまでの独自進化を遂げ、トップシェアを走り続けられるのだろうか。


※ログイン後、コメント入力が可能です。