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ライフ #令和の『社宅』探訪

そりゃ人気企業だわ…「駅徒歩3分、食堂&サウナ完備で家賃1万5000円」伊藤忠の社宅「日吉寮」の全容 令和に社宅復活のワケ

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伊藤忠商事日吉寮の外観
至れり尽くせり…伊藤忠商事の社宅の全容とは(写真:編集部撮影)

INDEX

高度経済成長期以降、日本経済成長とともに隆盛を誇った日本企業の社宅や社員寮。経済の低迷・停滞とともに長期低落傾向にあったが、物価高や生活スタイルの変化などにより、ここにきてその価値が見直されつつある。
本連載では企業の社宅を取材しその内実を探るとともに、人材確保や福利厚生、社員教育など社宅を通した企業の戦略を探る。初回は日本を代表する総合商社である伊藤忠商事の男性寮「日吉寮」を取り上げる。

神奈川県横浜市港北区。慶應義塾大学の日吉キャンパスが目の前に広がる東急東横線・日吉駅から徒歩3分という好立地に、「ITOCHU」というブルーの文字を重ねた伊藤忠商事のロゴが大きく掲げられた建物が姿を現す。敷地面積4635平方メートル、地上7階建て、総居室数361室という巨大な社宅は、見た目にもかなりのインパクトがある。

伊藤忠商事の男性独身寮「日吉寮」(写真:編集部撮影)

一歩館内に足を踏み入れると、昭和の古い男性寮のイメージは完全に覆される。建物の地下1階に降りると、広々とした清潔感あふれるスタイリッシュな食堂が広がる。大型モニターがある小上がりのスペースを備え、皆でスポーツ観戦や映画を楽しめる空間もデザインされている。

大型モニターがある小上がりのスペース(写真:編集部撮影)
【写真を見る】そりゃ人気企業だわ…「駅徒歩3分、食堂&サウナ完備で家賃1万5000円」伊藤忠の社宅「日吉寮」の全容 令和に社宅復活のワケ(17枚)

大浴場には本格的なサウナも完備

同フロアには、大浴場と本格的なサウナやランドリーコーナーが完備されており、まるで人気観光地の宿泊施設のような趣だ。大浴場は平日の深夜まで、土日祝日は昼間から利用可能で、激務で疲れた体を癒やす憩いの場となっている。

大浴場にはサウナもある(写真:編集部撮影)

さらに特筆すべきは、同フロアに設けられた3部屋の会議室と防災機能である。この日吉寮は、東京・港区の本社など首都圏の拠点が災害などでダウンした際のバックアップオフィスという「BCP(事業継続計画)」の一翼を担っている。

日吉寮を管理運営する小野寺信・伊藤忠商事人事・総務部シニアマネジャーは「約100名分の防災備蓄品に加え、3日間稼働可能な非常用発電機と燃料が常備されており、単なる生活の場を超えた企業の危機管理拠点としても設計されています」と説明する。

小野寺信・伊藤忠商事人事・総務部シニアマネジャーに社宅を通した企業戦略を伺った(写真:編集部撮影)
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