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神奈川県横浜市港北区。慶應義塾大学の日吉キャンパスが目の前に広がる東急東横線・日吉駅から徒歩3分という好立地に、「ITOCHU」というブルーの文字を重ねた伊藤忠商事のロゴが大きく掲げられた建物が姿を現す。敷地面積4635平方メートル、地上7階建て、総居室数361室という巨大な社宅は、見た目にもかなりのインパクトがある。
一歩館内に足を踏み入れると、昭和の古い男性寮のイメージは完全に覆される。建物の地下1階に降りると、広々とした清潔感あふれるスタイリッシュな食堂が広がる。大型モニターがある小上がりのスペースを備え、皆でスポーツ観戦や映画を楽しめる空間もデザインされている。
大浴場には本格的なサウナも完備
同フロアには、大浴場と本格的なサウナやランドリーコーナーが完備されており、まるで人気観光地の宿泊施設のような趣だ。大浴場は平日の深夜まで、土日祝日は昼間から利用可能で、激務で疲れた体を癒やす憩いの場となっている。
さらに特筆すべきは、同フロアに設けられた3部屋の会議室と防災機能である。この日吉寮は、東京・港区の本社など首都圏の拠点が災害などでダウンした際のバックアップオフィスという「BCP(事業継続計画)」の一翼を担っている。
日吉寮を管理運営する小野寺信・伊藤忠商事人事・総務部シニアマネジャーは「約100名分の防災備蓄品に加え、3日間稼働可能な非常用発電機と燃料が常備されており、単なる生活の場を超えた企業の危機管理拠点としても設計されています」と説明する。


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