3階から7階の居住フロアには、吹き抜けの開放的な構造のなか、各階趣向を凝らしたコミュニケーションエリアが配備されている。ゆったりとしたソファや在宅勤務用の大型デスクだけでなく、バーカウンター、マンガコーナーや本棚、テラススペースなどが用意されている。偶然通りかかった同期や先輩と自然に会話が生まれるようなコミュニケーションを円滑化する仕掛けが館内のあちこちにある。
かつては借り上げマンション形式→課題が顕在化
伊藤忠商事における社宅の歴史を辿ると、時代や環境の変化に応じた試行錯誤の歴史が見えてくる。かつて同社の男性寮は横浜の山手地区に位置していたが、建物の老朽化などに伴い2000年頃に閉鎖・売却された。その後は4カ所に分散した借り上げマンション形式で若手社員を受け入れていたが、借り上げマンションには様々な限界が浮き彫りになってきたという。
「配属先や住む場所によって通勤時間にバラつきが生じるだけでなく、個室完備のマンションでは社員同士の接点が乏しくなり、一体感の醸成や横の繋がりが築きにくいというデメリットが顕在化しました」(小野寺氏)


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