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1980年代に一世を風靡した「DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランド」。70年代に進んだ既製服の画一化傾向に抗う形で国産ブランドが競うように自らの個性を表現した一連のムーブメントは、社会的ブームとなった。
COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)やYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)など、現在でも世界的に支持されるブランドが生まれている。一方で、バブルの崩壊とともに終焉を迎えたブームとともに、歴史の片隅に埋もれてしまっているDCブランドも多い。
そのようなDCブランドを、ふたたび照らそうとする人物がいる。長野県・上田に80年代DCブランドを専門とする古着店「SNOB」を営む市村修蔵氏だ。神戸・芦屋育ちで、甲南中学・高校を経て、長野県の信州大学繊維学部を卒業。バブルの熱狂を知らない2000年代生まれの彼が、なぜ半世紀近く前の日本のアパレルに魅了されたのか。
長野県・上田の片隅で、80年代DCブランドを掘り起こす24歳
長野県・上田。かつて養蚕業が栄え「蚕都(さんと)」とも呼ばれた地である。明治43(1910)年には官立上田蚕糸専門学校が設立され、その系譜は国立大学で唯一の繊維学部を置く信州大学に引き継がれている。
そのような上田の片隅に、一風変わったアパレルショップがある。かつて化粧品店であった店内の内装をそのままに、80年代のDCブランドのアイテムや当時のファッション雑誌が所狭しと並んでいる。
店の名は「SNOB(スノッブ)」。ラインナップの中心はMEN'S BIGI(メンズビギ)、arrston volaju(アーストンボラージュ)、POSH BOY(ポッシュボーイ)など、バブル前夜の日本で独自の熱狂を生み出したドメスティックブランドの数々だ。


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