紙やアナログにこだわる従来の労働組合
労働組合のアップデートを語るうえで、避けては通れないのが「デジタルシフト」です。なぜなら、労働組合における「教育」や「広報」の変革を実現するための土台、OSとなるのが、このデジタルシフトにほかならないからです。
しかし、多くの労働組合の現場では、いまだに「紙の広報誌」「職場の掲示板」「対面での集会」「紙による投票」といった、高度経済成長期から続くアナログな慣習が根強く残っています。
先日、ある市役所を訪れた際、屋外に設置された掲示板に貼られたお知らせが、雨風にさらされてインクが滲み、ボロボロになっているのを目にしました。おそらく、誰も定期的にメンテナンスをしていないのでしょう。これでは、情報を伝えようという本来の目的は果たせません。
なぜ、これほどまでに紙やアナログな手法に固執してしまうのでしょうか。そこには、「紙で配れば、確実に全員の手元に届くはずだ」「顔を合わせなければ、本当のコミュニケーションは生まれない」といった、一種の"アナログ信仰"が存在するように思えます。
しかしその信仰は、もはや現代の働き方の実態とはかけ離れた幻想となりつつあります。テレワークやフレックスタイム、シフト制勤務が普及し、従業員の働く時間も場所も多様化・分散化しています。また、産休中もしくは育休中の組合員の方もいらっしゃると思います。


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