わが子の不機嫌やイライラ、だるさに悩む親御さんの多くは「性格の問題だから」「頑張りがないから」と考えがちです。ひいては「子育ての仕方が悪かった」と自責の念に駆られる方もいらっしゃいます。
その一方で、医療の現場でのカウンセリングで痛感するのは、栄養不足の子どもがいかに多いかということです。
全身にエネルギーを絶え間なく供給するインフラを支えるのが血糖値であり、脳や心臓、指先まで常に一定量を供給するようコントロールされています。
血糖値が下がり、身体のエネルギーが不足するのは、身体にとって命に関わる緊急事態でもあります。そのため、血糖値を一定に保つことは大切です。
しかし、甘い物の食べ過ぎなどで血糖値の激しい乱高下が起こり、エネルギー供給が不安定になると、この緊急事態を回避するために、身体がイライラやだるさというサインを出します。
つまり、ネックになっているのは食事の内容。
食事や食べ方を変えれば子どもは穏やかさを取り戻せるということです。
心も身体も一気に成長する思春期は、一生のうちで最大級の栄養素を消費するときでもあります。筋肉や脳、骨が成長するために必要な栄養素が不足すると「足りないよ!」というサインが心身の不調として出やすくなります。
したがって、血糖値を安定させて、子どもの成長に必要な栄養素をどう補ってあげるかが大切になります。
血糖値スパイクとは
血糖値とは、ひと言でいえば血液の中に含まれる糖(ブドウ糖)の濃度のこと。
糖は私たちの心と身体を動かす燃料です。そのため、常に一定量が血液の中にあり、いつでも細胞に届けることができるしくみになっています。それはさながら、生活におけるライフラインのようなもの。
私たちがごはんやパン、お菓子などを食べると、体内で分解され、糖として腸から吸収されます。その燃料を血液を介して全身の細胞に配ることで、心臓を動かし、筋肉を動かし、毎日を活動的に過ごせています。


※ログイン後、コメント入力が可能です。