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ライフ #おとなたちには、わからない

「生まれたくなかった」「親ガチャ2回失敗するって、ない」…実の親を知らない40代女性が今も問い続ける、生まれてきた意味

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晃子さんと母親
育ての母と笑い合う幼い頃の晃子さん。「昔はこんなに笑っていたんだ……」と振り返る(写真:晃子さん提供)
  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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菊田氏にあっせんされて「よかった」と感じている人がいることも、晃子さんはよくわかっているのです。ただ、自分のような思いをする子どももいることを忘れないでほしい、いないことにしないでほしい。そんな思いがあるのだと感じました。

やるなら、きちんと真実告知をしてほしい。それが、特別養子縁組に対する晃子さんの考えです。真実告知というのは、出自に関わる事実を子どもに伝えること。養子の場合でいえば、「あなたは養子」と本人に告げることです。

「今は特別養子縁組をしたら、子どもに真実告知をしないといけないと言われていますけど、していない人も実は多いと聞きます。でも、いずれ子どもにはなぜかバレるので、ちゃんと説明してほしい。周囲から思わぬ形で養子って聞くほどショックなことはないので」

菊田医師が今生きていたら…

幼いうちから出自に関する事実を知っていれば、あとで足元が崩れるようなショックを受けることはほぼなくなります。そのため、昨今は世界中で真実告知が推奨されているのですが、それでもまだ真実告知をするか悩む親は多いようです。

「菊田医師がもし今生きていたら一番聞きたいと思うのは、あっせんした後のことをどう考えていたのか、ということです。(子どもを産んだ)親のなかには『私のことを(子どもに)教えていい』と言って、その後、実際に育ての親と菊田医師と一緒に子どもと面会した人もいたようです。そういうふうにしてもらえた人はうらやましいですが……」

もし真実告知を受けていたら……(写真:晃子さん提供)
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