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「1日1万歩より優れている」"ボケ予防と転倒防止"に毎日1分の片足立ち→「骨に与える負荷」「バランス制御能力」がポイント

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歩く老夫婦
下半身の衰えが加速すると自力で歩けなくなるリスクがあるといいます(写真:buritora / PIXTA)
  • 中山 潤一 中山クリニック院長、整形外科医、医学博士

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日々の生活の中で、「足腰が弱くなったな」と感じる瞬間はありませんか?
とくに膝や股関節に痛みを感じている方にとって、「歩くのが不安」「転びそうで怖い」という心理的なブレーキは、将来の自立した生活を脅かす大きな問題です。そこで本稿では、いつまでも歩ける体づくりについて、中山潤一氏の著書『小さな町の整形外科の名医が教える 転ばない・ボケないスゴイ片足立ち』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

実は、驚くべき報告があります。特別な運動をしない場合、私たちの筋肉は1年ごとに約2%ずつ減少していくといわれているのです。

「要支援」の原因1位は関節の病気

なぜ、これほどまでに下半身の衰えを警戒すべきなのでしょうか。厚生労働省の調査(2022年国民生活基礎調査)によると、高齢者が「要支援(日常生活で少しの助けが必要な状態)」になる原因の第1位は、認知症や血管の疾患ではありません。

最も多いのは、膝や腰などの「関節疾患」であり、全体の19・3%を占めています。

とくに、40代・50代から静かに進行する「変形性膝関節症」は、最初は「正座が少ししんどい」「階段が面倒だ」といった程度の違和感から始まります。

しかし、この段階で放置してしまうと下半身の衰えが加速し、やがて自力で歩けなくなるリスクをはらんでいるのです。

下半身の筋力が衰えると、歩行が不安定になり、外出が怖くなります。すると活動量が減り、さらに筋肉が落ちる……といった「負のスパイラル」に陥ります。

こうした状態を「運動器不安定症」や「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)」と呼びます。ロコモは、進行すると引きこもりや寝たきりのリスクを急激に高めてしまう、現代長寿社会の大きな課題です。

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