有料会員登録
ライフ

「1日1万歩より優れている」"ボケ予防と転倒防止"に毎日1分の片足立ち→「骨に与える負荷」「バランス制御能力」がポイント

7分で読める
歩く老夫婦
下半身の衰えが加速すると自力で歩けなくなるリスクがあるといいます(写真:buritora / PIXTA)
  • 中山 潤一 中山クリニック院長、整形外科医、医学博士
2/5 PAGES
3/5 PAGES

しかし、フレイルには他の深刻な病気とは異なる、唯一にして最大の希望があります。それは、「早めに気づいて対策を立てれば、再び元の元気な状態に戻れる」ということです。

「なんだか最近、足がふらつく」といった感覚は、体が必死に発しているSOSです。このサインを無視して介護予備軍の道を進むのか、それとも踏みとどまって健康寿命を延ばすのか。その分かれ道は、今この瞬間のあなたの行動にかかっています。

自分の体の中で何が起きているのか、まずは「フレイル」という言葉の重みをしっかりと受け止めることから始めましょう。

なぜスクワットより「片足立ち」がおすすめなのか?

健康のためにと、スクワットや1万歩のウォーキングに励むのはすばらしいと思います。

しかし、膝に痛みがある方や、運動が長続きしない方にこそ知ってほしい衝撃の事実があります。

「骨を強くし、転倒を防ぐ」という点において、片足立ちはそれらの運動を凌駕する効率を誇っているのです。

あらためて、その数値を比較してみましょう。

研究(ダイナミックフラミンゴ療法)では、1分間の片足立ちが骨に与える負荷は、約53分間のウォーキングに匹敵することが示されています。つまり、約1時間の外出と、室内での1分間が、骨にとっては同等の価値を持つのです。

また、スクワットとの決定的な違いは「安全性」にあります。

スクワットは正しく行えば下半身を強力に鍛えますが、フォームを崩すと膝関節や腰に過度な負担がかかり、かえって痛みを悪化させるリスクがあります。

対して片足立ちは、自分の体重を垂直に乗せるだけのシンプルな動作。関節への横揺れやねじれが少なく、膝が痛い方でも安全に「骨の貯金」ができるのです。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数