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受験生の「やる気が出ない問題」
「勉強、だるい……」「あとでやるから、放っておいて」
お子さんからこう言われて、思わず「いいから、今すぐやりなさい!」と声を荒らげてしまった経験はないでしょうか。
私はこれまで、多くの受験生や保護者の方々と関わってきましたが、この「やる気が出ない問題」は、ほとんどの家庭に共通する悩みだと感じます。
しかも厄介なのは、保護者が正しいことを言えば言うほど、子どものやる気が下がってしまうことがあるという点です。
「将来のためでしょう」「受験まで、もう時間がないよ」「あなたのためを思って言っているの」……。
どれも間違った言葉ではありません。むしろ、保護者としては当然の言葉です。
しかし、保護者が見ているのは「数カ月後の受験」や「数年後の将来」です。一方で、子どもが感じているのは、「今から机に向かうのがしんどい」「この問題がわからなくて嫌だ」という、目の前の重さです。
つまり、保護者と子どもでは、見ている時間軸が違います。
そのため、将来についての正論をいくら重ねても、子どもが今感じている負担は軽くなりません。それどころか、「また説教が始まった」と、耳を閉ざすきっかけになってしまうことさえあります。


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