一方で、始めたこと、工夫したこと、粘ったことを認めてもらえれば、結果が出ない日にも「自分は少し前に進めた」と思えます。
なお、ほかの子と比較する必要はありません。「○○くんは勉強ができて、かっこいいのに」「お姉ちゃんは毎日勉強していたよ」と比較した瞬間に、「かっこいい」は評価や圧力の言葉へと変わってしまいます。
伝えたいのは、「誰かに勝てばかっこいい」ではなく、「昨日までできなかったことに向き合う姿は、かっこいい」という価値観です。
声かけより先に、確認したほうがいいことも
もちろん、「5分だけ」「できたらかっこいい」と言えば、すべての子どもが必ず動き出すわけではありません。
睡眠不足でひどく疲れている。問題が難しすぎて、何をすればいいかわからない。学校や塾で嫌なことがあり、勉強どころではない。やるべきことが多すぎて、頭の中が混乱している。
こうした場合には、やる気を引き出す前に、休ませたり、話を聞いたり、やることを一緒に整理したりする必要があります。
「5分もできないなんて」と責めるのではなく、「何がいちばん重く感じる?」と聞いてみる。すると、「数学が全部わからない」「何から手をつければいいかわからない」といった、本当の原因が見えてくることがあります。


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