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「このままでは命の危険すらある」
ガス点検業者から宣告された、この一言が、築47年のマンションをリノベーションに踏み切るトリガーとなった。まさか還暦を迎えて、長年愛着を持って暮らしていた自宅を一新することになろうとは思いもよらなかった。
本稿は、筆者が50歳を超えて人生を見つめ直し、ときには自力DIYを加えながら、“終の住処”を手に入れるまでの記録だ。
20年暮らしてみて、「細々とした不満」が出てきていた
さて、冒頭の宣告は、わが家の給湯器に向けられたものである。竣工時のまま耐用年数を大幅に超過し、不具合がないのは奇跡とまで言われたのだ。
しかし、それは奇跡でもなんでもなく、ほとんど給湯器を使用していなかったことに他ならない。筆者が家事の中で嫌いなツートップは浴室掃除と布団のシーツ掛けである。浴室の掃除を避けるがために、風呂はなるべく外で済ませたい。だからシャワーを目当てに毎日、これっぽっちも興味がないホットヨガに通っていたのだ。
とはいえ、給湯器はもう限界なので、取り替えなくてはならない。また、今後ホットヨガに通えなくなることも鑑みて、「それならいっそのこと」と水回りをリフォームすることを決意した。
というのも、筆者の部屋は他にも不具合が出ていた。このマンションには20年ほど前から当初は賃貸で暮らしており、2014年に購入したが、前の住人がかなり大胆なリフォームを施し、2DKをワンルームにしていたのだ。


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