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「好きなことしかしたくない」 60歳でマンションリノベ "残りの人生"見据えた彼女が《落ち着きのない部屋》を作ったワケ

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マンションリノベ
「落ち着きのない部屋」をコンセプトに、60歳で自宅リノベを決行した筆者(撮影:梅谷秀司)

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「このままでは命の危険すらある」

ガス点検業者から宣告された、この一言が、築47年のマンションをリノベーションに踏み切るトリガーとなった。まさか還暦を迎えて、長年愛着を持って暮らしていた自宅を一新することになろうとは思いもよらなかった。

本稿は、筆者が50歳を超えて人生を見つめ直し、ときには自力DIYを加えながら、“終の住処”を手に入れるまでの記録だ。

趣味で集めたグッズを飾っているコーナー。部屋のコンセプトはこの趣味の中から生まれた(撮影:梅谷秀司)
【写真を見る】「“リラックスできる部屋”とは真逆…」筆者が終の住処を追求し、リノベで叶えた《「落ち着きのない部屋」の中身》(17枚)

20年暮らしてみて、「細々とした不満」が出てきていた

さて、冒頭の宣告は、わが家の給湯器に向けられたものである。竣工時のまま耐用年数を大幅に超過し、不具合がないのは奇跡とまで言われたのだ。

しかし、それは奇跡でもなんでもなく、ほとんど給湯器を使用していなかったことに他ならない。筆者が家事の中で嫌いなツートップは浴室掃除と布団のシーツ掛けである。浴室の掃除を避けるがために、風呂はなるべく外で済ませたい。だからシャワーを目当てに毎日、これっぽっちも興味がないホットヨガに通っていたのだ。

とうに限界を迎えていた、旧給湯器を交換。給湯器はベランダに設置するのが一般的だが、配管の関係で室内設置に妥協した。室内給湯器は種類もかなり少なく選択の余地はほぼない(写真:筆者撮影)

とはいえ、給湯器はもう限界なので、取り替えなくてはならない。また、今後ホットヨガに通えなくなることも鑑みて、「それならいっそのこと」と水回りをリフォームすることを決意した。

というのも、筆者の部屋は他にも不具合が出ていた。このマンションには20年ほど前から当初は賃貸で暮らしており、2014年に購入したが、前の住人がかなり大胆なリフォームを施し、2DKをワンルームにしていたのだ。

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