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「好きなことしかしたくない」 60歳でマンションリノベ "残りの人生"見据えた彼女が《落ち着きのない部屋》を作ったワケ

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マンションリノベ
「落ち着きのない部屋」をコンセプトに、60歳で自宅リノベを決行した筆者(撮影:梅谷秀司)
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リノベにあたり、まず決めたのはコンセプトと優先順位だ。

コンセプトは「落ち着きのないシャア専用部屋」である。筆者は機動戦士ガンダムのシャア大佐が大好きなので、もともと部屋を赤でコーディネートしていた。“落ち着き”や“癒し”、“和み”という副交感神経を刺激するワードは好まないので、交感神経全開の“落ち着きのない”部屋を目指した。

このコンセプトは業者をかなり戸惑わせたが、好きなんだからしょうがない。

あらゆるモノを赤で揃えた室内。見せる収納にはお気に入りのものをディスプレイしている(撮影:梅谷秀司)
奥の寝室スペースももちろん赤を基調にしている(撮影:梅谷秀司)

筆者がリノベで最も重視したのは「色」

優先順位は、「1:色、2:デザイン、3:価格、4:機能性、5:耐久性」とした。

リフォームといえば「機能が優れた長く使えるものを」としがちだが、自分の生活を見直すと、それらをどれだけ優先すべきなのかが見えてくる。「これから先、高性能なコンロやレンジフードが必要な本格中華を作るだろうか? いや、作らない」「1人暮らしなので食洗機など、高機能な設備は不要」「高齢者からすれば、何十年壊れない!と言われても、その前に寿命が尽きる」など、無駄を削ぎ落としていった。

しかし、筆者が譲れなかったのが色だった。絶対に赤か白! そして生活感のないカッコいいデザイン。とはいえ価格は安いに越したことはない。

担当者に基本方針を伝えたところ、筆者が絶対に譲れない鮮やかな赤のシステムキッチンを扱うメーカーはほとんどないことが判明。その当時、唯一取り扱っているのがTOTOだった。

こちらも赤で統一したキッチンとダイニングスペース(撮影:梅谷秀司)

ショールームに現物を確認しに行ったが、ショールームは、オプション盛り盛りのゴージャスな設備が並び、せっかく「高性能な設備はいらない」と選択した標準設備がしょぼく見えるので注意が必要だ。

無駄なオプションをつけてしまう危険性はあるものの、ショールームはカタログではわからない情報が山盛りなので必ず訪問したい。

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