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ライフ #街とキャンパス

「くさい堆肥の匂いがする」と学生は悶絶も…特命課長が極秘で土地買収の根回しした「藤沢・慶應SFC」誘致の意外な"顛末"

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慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス SFC
湘南台駅からキャンパスまで連節バス・ツインライナーを利用すると10分ほどで到着する(写真:筆者撮影)
  • 松本 史 フリーランス編集・ライター

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少子化が進んだことで、大学キャンパスを移転・再編し、学部・学科の新設・再編を絡める動きが相次いでいる。そして、その背景には社会の変化や法律の影響、様々な人間ドラマがある。
連載「街とキャンパス」。第3回は慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(通称SFC)を取り上げる。

湘南台駅から連節バス・ツインライナーに揺られ、たどり着いた慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称:SFC)は、“湘南”とはいっても海からは遠く、潮の香りもしなかった。それどころか、多くの塾員(卒業生)がSFCの思い出として語るのは「家畜や堆肥の匂い」だ。

3期生である、面白法人カヤックCEOの柳澤大輔氏は、『日経ビジネスオンライン』の取材で、SFCを思い出すと、必ずその匂いも一緒に思い出すと話している。

〈……風向きによってほんとに頻繁にキャンパス全体で、牛や豚のくさい堆肥の匂いがしたということです。これはSFC風物詩なので、おそらく卒業生なら誰もがあの匂いが蘇ってくるのではないかと思います。〉(「慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)とは何だったのか」 日経ビジネス/2019年7月3日配信)

筆者が訪れた日は感じなかったが、この風物詩は今も変わらないようで、ネット上の発信でSFC生が匂いについて触れることは多い。

連節バス・ツインライナーの車内。神奈川中央交通は現在6地区でツインライナーを運行しているが、その第1号が2005年に始まった湘南台~慶應(SFC)間だ(写真:筆者撮影)

日本の大学改革のモデルになったSFC

午後の授業開始に合わせた時間だったのか、湘南台駅ではバス待ちの長い列ができていた(写真:筆者撮影)

「総合政策学部」「環境情報学部」という2つの新学部のキャンパスとして、1990年に神奈川県藤沢市遠藤に開設されたSFCは、その斬新さで日本の大学教育に大きな影響を与えた。

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