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湘南台駅から連節バス・ツインライナーに揺られ、たどり着いた慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称:SFC)は、“湘南”とはいっても海からは遠く、潮の香りもしなかった。それどころか、多くの塾員(卒業生)がSFCの思い出として語るのは「家畜や堆肥の匂い」だ。
3期生である、面白法人カヤックCEOの柳澤大輔氏は、『日経ビジネスオンライン』の取材で、SFCを思い出すと、必ずその匂いも一緒に思い出すと話している。
〈……風向きによってほんとに頻繁にキャンパス全体で、牛や豚のくさい堆肥の匂いがしたということです。これはSFC風物詩なので、おそらく卒業生なら誰もがあの匂いが蘇ってくるのではないかと思います。〉(「慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)とは何だったのか」 日経ビジネス/2019年7月3日配信)
筆者が訪れた日は感じなかったが、この風物詩は今も変わらないようで、ネット上の発信でSFC生が匂いについて触れることは多い。
日本の大学改革のモデルになったSFC
「総合政策学部」「環境情報学部」という2つの新学部のキャンパスとして、1990年に神奈川県藤沢市遠藤に開設されたSFCは、その斬新さで日本の大学教育に大きな影響を与えた。


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