2回目:「単純な勧善懲悪じゃないからいい」、富野由悠季のガンダムが薄っぺらな話のわけがない
3回目:クリエイターもファンの声に影響される 敵役が続編では味方になる訳、「Ζガンダム」への思い
4回目:『オリジン』と『SEED』、2作品で盛り上がった「ガンダム20周年」を振り返る
5回目:アニメが興行的にこけると、スタッフは"しけた人間"という扱いになってしまう
7回目:世界は社会主義以前に戻った、でも今はトランプがきらいなら「きらいだ」と言える
8回目:シャアもその"餌食"になったが、かつて若者に広がった「やおい」は偉大な文化だった
――アニメから退いた後は、多くの漫画作品を描き、そして漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(以下『オリジン』)の連載に至ると。『オリジン』を描くに当たって、ほかの作品とマインドの違いはありましたか?
ないと思いますけども。シャアに対する解釈は元々あったものだったし。ただ、これは人に言われたんだけど、『ガンダム』は1つの歴史物語なので、とくに過去編なんかを描いた手つきを見ると、その前に歴史漫画を何作品か描いていたことが経験的に生きたんじゃないのって。それはそうかもなと思いました。
――歴史漫画の経験が次の『オリジン』に生きた。10年の長期連載となった『オリジン』が、それ以降の創作活動に生きたということはありますか。
ないと思いますけど。ただ、仕事が来るようになったことですかね。それまでも細々と親切な人に仕事をいただいてたんですけども、少し間口が広がった。その(『オリジン』の)前も後も、やってることはあんまり変わらないです。1人でやってるんだからそんなに変えようもないし。
自身の漫画『オリジン』のアニメ版を監督、
最初は「ばかみたいだからやんない」という気持ちだった
――『オリジン』はアニメ(2015年〜)もご自身で監督されています。やはり自分の漫画がアニメになるなら自分が監督しようという気持ちでしょうか。
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