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ライフ #手遅れ御免! あしたのために

「最近、急に老けた」も「多くの有名登山家が43歳で死亡」も根っこは同じ…? 40代前半と60歳で直面する"老化の分岐点"

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エベレスト・ベースキャンプから見たヌプツェ
筆者が今年5月に訪れた、エベレストのベースキャンプ(標高5364m)からの眺め(写真:筆者撮影)
  • 仲野 徹 隠居・大阪大学名誉教授

INDEX

あたりまえのことですが、1年たてばひとつずつ歳をとります。でも、自分でも周囲の人でも、なんとなく急に老けたなと思うことってありませんか?

気のせいかと感じられるやもしれませんが、どうやらそうとは言い切れないようです。というのは、老化、あるいは加齢の影響というのは必ずしも同じペースで進むものではなさそうなのです。

44歳と60歳で老化が加速するという論文があったが…

衝撃的だったのは、2024年、ネイチャー・エイジング誌に掲載された論文だ。なんと、44歳と60歳で老化が加速するというのである。

老化の指標というのはなかなか難しいのだが、この論文は、血液細胞の遺伝子発現や、血漿(血液の非細胞成分)のいろいろな因子、腸内細菌など、多面的かつ膨大な解析をおこなった結果である。

内容のインパクトから、マスコミでも大きく取り上げられた。自分自身、なんとなくそのあたりの年齢で急に歳をとったと感じたような記憶があるので、さもありなんという印象だった。

ただ同時に、加齢による変化は個人差が大きいのに、そんなに特定の年齢で急に老化が進むっちゅうのはおかしいんとちゃうんか、という気もしていた。

前回の連載第1回で予告したように、じつは今回、その論文の内容をメインにするつもりであった。

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