あなたは何歳と思っておられるだろうか?
連載初回の冒頭からおかしなこと聞くなよ。そんなもん、○○年生まれやから△△歳に決まってるやろ。と、お叱りをうけるかもしれない。
が、ちょっと待ってください。実年齢を聞いてるのと違いますねん。自己イメージ、あるいは、朝起きてぼんやりとしている時などに、ふと何歳と思われますか、という質問なんです。
69歳のわたしの自己イメージは50歳
わたしは来年に古希を迎える69歳だが、自己イメージとしては50歳くらいといったところである。テレビで、70歳くらいの男性が信じられないことをして捕まったとかいうニュースを見たりすると、「ええおじいが何しとんねん、そんなしょうもないことするなよ」と、つい思ってしまう。自分のことは「おじい」であると十分に自覚していて、そう称することもよくあるけれど、無意識での自己イメージは明らかに実年齢よりも若いのだ。
このことについては、わたしだけがおかしいのかと、ずいぶんと以前から気になっていた。ふと思い立ってしらべてみたらビックリ! これは「主観年齢」あるいは「主観的年齢」と名付けられていて、1970年代から研究が始められた、心理学ではよく知られた現象らしい。
そやったんや、自分だけと違ったんや。ちょっと安心。でも、初めて知ったわ。
もちろん個人差はあるけれど、25歳くらいまでは実年齢よりも若いと感じている人は少ない。そして40代くらいから実年齢より主観年齢が若くなり始め、実年齢より1~2割くらい若く感じる人が多いとされている。
なんとなく、わかる。しかし、これは、主観年齢を自分の理想としているということではないらしい。歳をとっている人でも、若くありたいとは思っているが、多くは自分の年齢を受容しているという。まぁ、願ったところで若返る訳ではないのだから、当たり前といえば当たり前か。

