そう考えると、単なる老化でしかないがな。
ところが、である。面白いのは、主観年齢の若い人の方が、認知機能が保たれる、身体機能が高い、うつになる率や死亡率が低い、という研究成果が出されていることだ。
ホンマですか……。これは、主観年齢が低いためにそうなっているのではなくて、単に元気だから主観年齢が低いと感じているせいであるかもしれない。あるいは両方かも。因果関係はわからんけれど、えらくおもろい結果である。
かといって、主観年齢が低すぎるというのはよろしくないような気がする。なにかの機会に、昔に経験したバレーボールやらバスケットボールをやってみてアキレス腱を断裂とかというトホホ話を聞くのはまれなことではない。主観年齢が「昔取った杵柄」につながったらいいけれど、単なる「年寄りの冷や水」になりがちなことの方が多そうだ。
今の人は昔の人よりも自分を若く感じている
もうひとつ、面白い最近の報告がある。20数年にわたるデータ解析の結果、今の人の方が昔の人よりも自分を若く感じる傾向があるというものだ。
なんとなくわかるような気がする。最近の年寄りは、昔よりも若く見えるし、実際に健康度も高そうだ。ただし、この傾向はどこまでも広がる訳ではなく、高齢になるほど弱まるらしい。
う~ん、さすがに80代とかになると、からだに正直になってくるんやろか。この研究はドイツでおこなわれたものである。主観年齢というようなものには、社会や文化の影響も大きそうだから、日本ではどうなのだろう。

