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「量を減らして利益率を上げる発想はない」 "腹いっぱい食べて満足"を追求したら22年連続黒字「ゆで太郎」の矜持

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ゆで太郎
ゆで太郎は「立ち食いそば」ではない…経営者が語る理由とは?(写真:アフロ)
  • 池田 智昭 ゆで太郎システム代表取締役

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後発ながら店舗数で業界トップに立ち、22年連続黒字を続ける「ゆで太郎」。その成長を支えたのは、「駅前一等地には出店しない」「職人は育てない」といった、外食業界の常識にとらわれない経営だった。
ゆで太郎システム代表取締役・池田智昭氏の著書『ゆで太郎の儲かる仕組み -22年連続黒字を支えるがっちり経営術 - 』より、その経営の舞台裏を一部抜粋して紹介する。

期待値の低さを逆手に取る

「ゆで太郎は、立ち食いそばではありません」

よく「立ち食いそばですよね」と言われるんですが、私たちは立ち食いそばではない、という強い信念を持っています。これは業態の話ではなく、もっと根本的な話です。

そもそもゆで太郎のルーツをお話しすると、信越食品がつくった、町のそば屋による立ち食いそばが出発点でしたから、最初は確かに立ち食いそばだったんです。立ち食いそばというのは、駅前やオフィス街という立地でこそ成立する業態で、スーツ姿の会社員が多く利用することを狙って値段を安く抑え、その分、スピードと利便性の良さを重視しています。

一般的な立ち食いそばとはどんなものをイメージするでしょう。麺は茹で置き、天ぷらは揚げ置き。注文が入ったらさっと麺を温め直して、さっと提供する。お客さんはあっという間に食べてパッと店を後にする。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。スピードを優先するからそうなるのであって、お客様のニーズがそういうものなんです。

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