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「量を減らして利益率を上げる発想はない」 "腹いっぱい食べて満足"を追求したら22年連続黒字「ゆで太郎」の矜持

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ゆで太郎
ゆで太郎は「立ち食いそば」ではない…経営者が語る理由とは?(写真:アフロ)
  • 池田 智昭 ゆで太郎システム代表取締役
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フルサイズの丼とフルサイズのそばを組み合わせた、ゆで太郎の満腹セットは1000円を超えます。人によっては2食分ですよね。しかし、それをぺろっと食べていくお客様がたくさんいます。例えば、埼玉県戸田市の店舗は物流、倉庫の集積エリアに立地しています。トラック運転手さんの利用が非常に多く、皆さんがそれを食べている様子を目にします。

一方、都心部でも女性のお客様がカツ2枚に大盛りご飯を食べることだってあります。最初はびっくりしましたが、やってみたら結構売れるんです。手軽にお腹いっぱいになりたいときもあるんですね。

量を減らすつもりはまったくない

『ゆで太郎の儲かる仕組み - 22年連続黒字を支えるがっちり経営術 -』(ワニブックス)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

ここまで満腹を前面に押し出したら、もはや立ち食いそばのメニューとは言えないでしょう。

都心部の立ち食いそばとして出店を続けていたら、こういうメニューは成立しなかったし、新しいお客様とも出会えなかった。郊外に出て、ロードサイドで展開したから、こういうメニューにたどり着いたのです。

今の私自身はミニ丼とハーフそばで十分な年齢になりました。健康に気をつける方も増えましたが、これから先も量を減らすつもりはまったくありません。

ゆで太郎を贔屓(ひいき)にしてくださるお客様たちは、量が多いことを喜んで、さらに大盛りにして注文しています。昨今の材料高騰の折ではありますが、これから先も量を減らして利益率を上げようという発想は、うちにはありません。

なぜなら、腹いっぱい食べて満足して帰ってもらいたい。その満足度が、また来ようという気持ちにつながると信じているからです。

客単価より来店頻度を重視するというのは、そういうことです。1回の食事で利益を最大化するより、毎日でも来たいと思ってもらえる店であることの方が、長い目で見て強いのではないでしょうか。満腹セットはゆで太郎の思想そのものなのです。

まとめ お得感より満足度がリピートにつながる

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