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まずは「薄味に慣れる」ことから始めよう…専門医が推奨する《腎臓への負担》を無理なく軽減する"減塩の3つの秘策"

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頑張りすぎずに続けられる「減塩」の方法を紹介します(写真:years/PIXTA)
  • 上月 正博 東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長
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適度な運動とともに、血管を守る食生活を実践できれば、腎臓はつらい環境から解放され、再びその機能を取り戻すことができます。何をどのように食べるのか── 。日々の食事こそが、腎臓とみなさんの将来の健康を決めるのです。

ただし、食事を通して腎臓を守るための具体的な方法の前に、みなさんにお伝えしておきたい大事なことがあります。それは、がんばりすぎないことです。やる気があるのはいいことですが、自分に厳しすぎると良い結果につながりません。

たとえば、どの栄養素がどれだけ入っていたのか、食事のたびに厳密に計算するようなやり方を、私はおすすめしません。厳しく制限をしすぎると、たんぱく質が多すぎるからコレはやめておこう、アレも控えなきゃなどとがんじがらめになり、食事を楽しめなくなります。

健康を守るための食事がストレスのもとになったら意味がありませんし、食事が楽しくなくなって食べる量が減りエネルギー不足におちいれば、腎臓にも体にもマイナスです。食事をはじめとした腎臓のために行うセルフケアは、これから先、長きにわたって続けていくものです。肩肘張らず、少々手抜きするぐらいのゆとりをもっていたほうが気持ちは楽ですし、継続しやすくなります。

本稿では、減塩を無理にがんばらなくても十二分に効果を得られる食事法をこれから紹介していきますので、くれぐれも自分に厳しくなりすぎないように気をつけましょう。

まずは「薄味に慣れる」ことから始める

腎臓のための高血圧対策をするうえで、避けては通れないのが塩分の問題です。高血圧はろ過機能を低下させるので、腎臓を守るには塩分の過剰摂取に警戒しなければいけません。

塩分を摂りすぎると血液中の塩化ナトリウム濃度が高くなってしまいます。それを薄めるため、体は血管内に水分を取り込んで対応します。その結果、血液量が増加し、血管への圧(血圧)が高まってしまうのです。

塩分量は1日3グラム以上6グラム未満にするのが目標です。健康な人でむくみが起きていない場合は、この規制が少々ゆるくなりますが、ステージが進んで強いむくみが生じている場合は、5グラム未満に抑えなければいけません。多くの人にとって上限目標となる6グラムは、食塩であれば小さじ1杯ほどの量です。しかも、塩分は塩そのものだけでなく、味噌や醤油、ケチャップなど多くの調味料にも含まれています。

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