幸せを「理性」だけで考えると間違える
人生というのは葛藤の連続だ。この葛藤は人間の両面的な姿がいつも綱渡りをしている状態と言ってもいいかもしれない。
無意識的で動物的な「本能」が、意識的であろう、合理的であろう、とする文明人の「理性」と、1日のうちに何度も、いや生きている間じゅうずっとぶつかり合うのだ。
職場の上司にムカついてなんとか鼻を明かしてやりたいけれど、理性の声がそれを抑え込む。理性の辛勝。
みんながびっくりするくらいやせてやると決意したものの、結局夜中にラーメンを食べてから寝る。本能の圧勝。
人間の本来の姿ってどんなものなんだろう?
哲学者たちが数千年にわたってくり広げてきたこの論争に首を突っこむつもりはない。こうした人間の両面的な姿について触れたのは心理学という学問だ。
中でも、これまでの幸せに関する研究は、人間の「意識」レベルで進行する、かなり合理的な姿にばかり集中しているように見えるからだ。



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