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東京・中野区を愛するフランス人ITエンジニア、日本に住む中国人たちの合唱団やボランティア団体、都内の大学院で学ぶベトナム人留学生、日中夫妻のインフルエンサー、日本の「モノづくり」に魅せられメーカーの海外展開支援を行っているタイ人、ミャンマー料理店の店主、外国人と関わり合いながら働く日本人……。生活も考え方も、それぞれの背景も、ずいぶんと異なる。
共通しているのは、日本で暮らしているということ。
どうしてこの国にやってきたのか、どんな仕事をしているのか、日本社会について感じること、忘れられない思い出……。『百様』はひとりひとりに向き合い、丹念にそんな話を聞いていく。そこには僕たちが知らない、日本を生きる姿がある。
このメディアを立ち上げ、記事を書いているのが、中国人の青年、劉聰(りゅう・そう)さんだ。
8時間でも、とにかく「聞く」
「なにかを伝えるというより、考えてほしいと思っているんです」
劉さんは『百様』の意義をそう語る。メディアのテーマは「多文化共生」だが、それに対する捉え方は取材対象者によってまちまちだ。
「実際のところ、共生は難しいと語る人もいます。そういう人の意見も重要なので、そのまま掲載しています。僕らはもちろん、さまざまな人が共生する社会が実現してほしいと思っていますが、その考えをアピールするより、いろいろな人たちの考え方や感じていることを知ってもらって、幅広い人たちに共生について考えてほしいんです」

