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「いまの日本は清朝に似ている」豊かさゆえの"思考停止"に危機感を抱く中国人記者が、無償で在日外国人を取材し続ける理由

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百様 劉さん
人生の半分近くを日本で過ごしてきた劉さん(写真:筆者撮影)

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東京・中野区を愛するフランス人ITエンジニア、日本に住む中国人たちの合唱団やボランティア団体、都内の大学院で学ぶベトナム人留学生、日中夫妻のインフルエンサー、日本の「モノづくり」に魅せられメーカーの海外展開支援を行っているタイ人、ミャンマー料理店の店主、外国人と関わり合いながら働く日本人……。生活も考え方も、それぞれの背景も、ずいぶんと異なる。

共通しているのは、日本で暮らしているということ。

どうしてこの国にやってきたのか、どんな仕事をしているのか、日本社会について感じること、忘れられない思い出……。『百様』はひとりひとりに向き合い、丹念にそんな話を聞いていく。そこには僕たちが知らない、日本を生きる姿がある。

このメディアを立ち上げ、記事を書いているのが、中国人の青年、劉聰(りゅう・そう)さんだ。

2012年に中国東北部ハルビンから来日した劉さん(写真:筆者撮影)

8時間でも、とにかく「聞く」

「なにかを伝えるというより、考えてほしいと思っているんです」

劉さんは『百様』の意義をそう語る。メディアのテーマは「多文化共生」だが、それに対する捉え方は取材対象者によってまちまちだ。

「実際のところ、共生は難しいと語る人もいます。そういう人の意見も重要なので、そのまま掲載しています。僕らはもちろん、さまざまな人が共生する社会が実現してほしいと思っていますが、その考えをアピールするより、いろいろな人たちの考え方や感じていることを知ってもらって、幅広い人たちに共生について考えてほしいんです」

【写真を見る】「いまの日本は清朝に似ている」豊かさゆえの"思考停止"に危機感を抱く中国人記者が、無償で在日外国人を取材し続ける理由(8枚)
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