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『職場は未知の民族であふれてる: 人類学に教わるコミュニケーション技術』(松木省吾 著、東洋経済新報社)とは、実にお見事なタイトルだと思う。
いうまでもない。どんな職場にも、「こ、この人は、自分とは違う民族なのだろうか?」と思いたくなる人は存在するものだからである。
なぜ「この人苦手」と思うのか?
私も表紙を見ただけで思わず、他民族ばかりが巣食っていた過去の勤め先でのさまざまな(どちらかといえば悲惨な)体験を思い出してしまった。もう数十年も前のことなのに。
いずれにしても、「この人はなにを考えてるんだか、まったく理解できない(理解したくない)」「なにかというと歪曲した解釈をされるから、ちょっとキツい」などと、特定の相手に苦手意識を持ってしまうことはあるものだ。
しかも困ったことに、一度生まれてしまった苦手意識は、そうそう簡単には消えてくれない。
なぜ、そういうことになってしまうのだろう?
それは、お互いが無意識に抱いている「あたり前」の違いにあるのだという。


