こうした考え方を身につけると、3つのメリットが生じると著者は考えているのだそうだ。
2. 相手の「違う」考えを、受け入れることができるようになる
3. 自分の価値に、気づくことができるようになる
(52ページより)
1つめと2つめは当然のことのように思えるかもしれないが、とはいえ私たちはしばしば、自分の感情を優先させてしまったりもする。そんなとき、人類学が役立つというのだ。
1つめや2つめのような感覚を、「どんな自分、どんなシーンでも、冷静に、ぶれずに実践できるようになる」ということ。だとすれば、人間関係のトラブルやストレスも未然に防ぐことができるかもしれない。
では、3つのメリットをひとつひとつ確認してみよう。
人類学を身につけると、「違う」視点から景色が見えるようになる
海外旅行から帰ってきたとき、自分の価値観が変わったような気持ちになることがあるのではないだろうか。著者によれば、それもひとつの「相手の立場に立つ」という感覚。
旅行中に現地の人の視点や考え方に触れたことによって、それ以前の自分にはなかった視点から世界を見られるようになったということだ。
また身近な例で言えば、接客業にもそれが当てはまるようだ。相手の状況をつぶさに確認し、要望を汲み取り、それに応じたサービスを行うこと、それもまた、「相手の立場に立つ」という意味では近い感覚なのである。
これは人類学にも通じるところがある考え方で、直訳すると「相手の靴を履いてみなさい」となりますが、「相手の立場でものを考えてみよう」という意味で使われています。
人類学を身につけると、相手の靴を履いてみる感覚がわかり、「違う」視点から景色が見えるようになるのです。(54ページより)

