それは1962年の著作『野生の思考』(みすず書房)で明らかにされているが、たしかにその時代は(日本でも)多くの人がそういった人々のことを「野蛮」「未開」と捉えていたのではないだろうか。私の幼少時にも、祖母などは“悪意なく”そういった呼称や表現を用いていたような気がする。
だから、そんな記憶をたぐっていくと、レヴィ=ストロースの主張には強く納得できる。
優劣ではなく、「違い」があるだけ
つまり、アマゾンの人々の暮らしは西洋の「あたり前」で測れるものではないということだ。基準を西洋(もしくは自分たち)のなかに持とうとすること自体がナンセンスなのである。

