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ライフ #サオリス・ユーフラテスの数字の向こう側

「残ったところも火をつけてやる」の脅迫も…2度の大火から生き残った《旦過市場》が「観光地化」を選ばない深い訳

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旦過市場
「北九州の台所」と言われる旦過市場は、100年後を見据えて生まれ変わろうとしている(写真:筆者撮影)

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100年以上の歴史を持ち「北九州の台所」と言われる旦過市場は、4年前、2度の大火に見舞われながらも生き残っている。そしていま、100年後を見据えて生まれ変わろうとしている。

旦過市場について、旦過市場商店街の会長を6年務め、2度の大火で市場の先頭に立った現・顧問の黒瀬善裕さんと、火事の翌年から会長を務める中尾憲二さんに話を伺った。

最初から読む→→→前編:「インバウンド価格とは真逆!」牛串350円、唐揚げ280円、天然まぐろ丼1000円…北九州《100年市場》の底知れぬ魅力

ボールペンが、転がる

「『九州まぐろ』さんの、まぐろ丼食べました? あそこ、まぐろ船持ってて、遠洋漁業行ってるんですよ」

「ローストビーフ串を出す『奥田精肉店』さんは、牧場持ってるんですよ。年間80頭しか出荷されない小倉牛っていう、ここだけのブランド牛を育ててます」

黒瀬さんは、市場に軒を連ねる店の魅力を語りだすと止まらない。

同じような八百屋に見える店も、それぞれ得意分野と異なる卸先があるのだという。一店一店に、多様な客がついていて、その集合体が旦過市場なのだ。

旦過市場商店街の現・顧問の黒瀬善裕さんは、「かしわ屋くろせ」の3代目(写真:筆者撮影)

黒瀬さんの市場案内は止まらない。

ナスひとつとっても、1本50円で売る店もあれば、1本200円以上するナスを扱う店もある(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「残ったところも火をつけてやる」の脅迫も…2度の大火から生き残った《旦過市場》が「観光地化」を選ばない深い訳(39枚)
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