「全てのアイテムの商品企画を専属パティシエに任せ、熟練度によって品質にばらつきが出る工程はセントラルキッチンに集約しました。お客様の目に触れる最後の仕上げだけを店舗で力を入れられるようにしました」
手作りデザートを強みにしながら店舗展開を進める。裏側にはこうした工程の分業があった。
「元プロ」のママ層がスイーツ品質を支える
スイーツの品質を支えているのは設備だけではない。プレミアムカルビでは、結婚や出産を機に現場を離れた元パティシエの女性たちを積極的に採用している。
洋菓子店で培った技術を持ちながらも、子育てとの両立からフルタイム勤務が難しくなった人材は少なくない。
「実は地域には、そうした経験者がたくさんいるんです。せっかく専門技術を持っているのに、そのまま埋もれてしまうのは非常にもったいない」
そこで同社は近隣店舗で短時間勤務できる環境を整えた。求人募集でもあえて「パティシエ募集」と打ち出し、専門職としての経験を評価しているという。
「もう一度お菓子づくりの仕事に戻りたいという方に力を発揮していただけるのは、弊社としても心強いですし、どんどん力をお借りできればと思っています」
さらに社内には独自の「パティシエ認定試験」も設けている。クリームの絞り方や仕上げの技術を一定水準で標準化して店舗ごとの品質差を抑え、技術をレベルアップさせているのだ。

