プレミアムカルビには業務用の既製品は並べないと決め、専属パティシエを迎え入れた。
目指したのは「焼肉を目一杯堪能した後に楽しむデザート」だ。
レシピ開発では、「焼肉を食べた後でもおいしく食べられること」を重視した。特に食材の香りを生かすこと、焼肉のインパクトに負けない本物のおいしさを表現することを意識したという。
店舗で作る強みを生かし、焼き菓子・生菓子からジュレまで多彩な種類をそろえ、様々なニーズにこたえるラインナップを実現。その上で見た目や満足感にもこだわりぬいた。
こうして10種類のデザートと18種類のジェラートのレシピを積み上げていった。
さらに、ジュレやケーキなどのデザートは3カ月に一度8種類の新作を定期的に投入し、ジェラートは季節のフレーバーを2カ月に一度3種類を入れ替える。スイーツへのこだわりは、メニューの更新頻度にも表れている。
「焼肉店でこの種類の多さは、狂気じみていますね」と筆者が漏らすと、梅岡さんは笑ってこう返してくれた。
「ハハハ。突き抜けてこだわるほうが、圧倒的に楽しいじゃないですか」
素材も設備も妥協しない
原材料とジェラート製造マシンを見ても一切の妥協がない。
まずは原材料。季節のムースやショートケーキなどには、鮮度が重要なフレッシュチーズや、旬のフルーツを使う。
ジェラートの看板メニュー「プレミアムミルク」は、1号店が神奈川県ということもあり、神奈川県のブランド生乳を使用した(※現在は北海道産の特選牛乳に切り替えられている)。
チョコチップは、香り豊かなものを使い、専門店に近い味わいを再現している。
ジェラートマシンは、本場イタリア製を導入。空気をたっぷり含んだ「出来立てのふわふわ食感」を実現した。

