形だけの「女性登用」がもたらす恐ろしい副作用
「2030年までに女性管理職比率を30%にする」――。政府が掲げるこの目標に向け、今や多くの企業が躍起になっています。企業のイメージアップ戦略としても、この数字の達成は経営陣にとって至上命令に近い扱いを受けているのが現状です。
私はこれまで20年にわたり、200社以上の企業で人財育成の体系化や組織変革を支援してきました。その仕事柄、日々たくさんの管理職や経営者の方とお話ししますが、昨今この「数値目標」への焦りが、組織の足元を激しく揺るがしている歪んだ光景を何度も目にしてきました。
まず、私が実際に直面した、ある中堅企業の事例をご紹介します。

