炊飯器・化粧品の"爆買い"は、もう過去のもの
主に中国人による「爆買い」が話題になったのが、2015年頃のことです。訪日する中国人が国内で化粧品や香水、医薬品などを大量に購入する行為のことで、こうした需要をアテにしたデューティーフリーの販売店が、中国人の訪れる地域に大量出店しました。「爆買い」は同年のユーキャン新語・流行語大賞を獲得。その異様なまでの購買風景が、おもしろおかしくテレビなどで伝えられました。
彼らは、2泊3日程度で東京から大阪までを移動するツアー旅行を行なうことが主体でしたので、こうした短期間で長距離移動をして爆買いする旅行は「弾丸ツアー」とも称されました。
彼らが日本旅行のお土産でもう1つ注目したのが、日本の電気製品です。性能の良い日本の炊飯器は垂涎の的。カメラや電気ポットなどと併せて爆買いの対象となりました。また、洗浄機能つき便座や高級腕時計なども人気のお土産となりました。
ところが、こうした傾向は次第に変化し始めました。団体ツアー客が中心であった旅行スタイルに変化が生じたのです。中国経済の成長によって中国人の所得が急速に増加し、世界中を個人旅行する人たちが増えたのです。

